エブリィの3回目の車検を受けました。【ディーラー車検です】
車検は必要な費用とは言え、まとまった金額が必要になってくるので、ちょっと憂鬱なイベントです。
いや、かなり憂鬱です
新車登録から6年目になります。
走行距離は71,500km
過去の車検費用
- 1回目の車検で掛かった費用が 68,382円(走行距離11,000km)
- 2回目の車検で掛かった費用が 95,110円(走行距離40,540km)
今回3回目の車検。
走行距離もだいぶ伸びてきていたし、年数もたってきたので、いくら掛かるのか心配しました。
結構高かったです・・・
3回目の車検を通した軽バンの車検内容と以前の車検費用について解説していきます。
車検に掛かってくる費用
エブリィは軽貨物に分類される車なので、初回から2年おきの車検になります。
(普通の軽自動車は初回は3年、以後2年おきに車検になります。)
軽貨物ということで今回3回目の車検になり、新車登録から6年になります。
車検にかかる費用
車検にかかる費用は大きく分けると3種類あります。
- 法定費用
- 整備費用
- 車検代行費用
法定費用
法定費用は車検時に必ず支払わなければいけない費用です。
これは車を保持するのに必要最低限の費用です。
法定費用の項目としては3点
- 重量税
- 自賠責保険料
- 印紙代
法定費用の推移
自賠責保険は事故の件数などが考慮されて価格の改定が行われるので、その時その時で保険料が上がったり下がったりします。近年は保険料が下がっている傾向にあります。
1回目車検(2018年) | 2回目車検(2020年) | 3回目車検(2022年) | |
---|---|---|---|
重量税 | 6,600円 | 6,600円 | 6,600円 |
自賠責保険料 | 15,130円(12ヶ月) | 25,070円(24ヶ月) | 19,730円(24ヶ月) |
印紙代 | 1,400円 | 1,400円 | 1,800円 |
合計 【A】 | 23,130円 | 33,070円 | 28,130円 |
- 1回目の車検時に自賠責保険がまだ一年分残っていたので、支払いは一年分だけでした。
整備費用
整備費用は、車が車検の保安基準を満たしているかのチェックと交換が必要な部品代金及び部品の取り付け工賃なども含みます。
整備費用の推移
1回目車検(2018年) | 2回目車検(2020年) | 3回目車検(2022年) | |
---|---|---|---|
整備金額【技術料】 | 29,000円 | 32,200円 | 29,000円 |
整備金額【部品代】 | 5,900円 | 17,200円 | 37,930円 |
消費税 | 2,792円 | 4,940円 | 6,693円 |
合計 【B】 | 37,692円 | 54,340円 | 73,623円 |
車検時手続き費用(代行手数料)
車検を代行して行ってもらった手数料なので、依頼したお店やディーラーによって変わってきます。(毎回同じディーラーで車検をお願いしているので、金額は変わっていません。)
車検手続き費用の推移
1回目車検(2018年) | 2回目車検(2020年) | 3回目車検(2022年) | |
---|---|---|---|
車検手続き費用 (代行手数料) | 7,000円 | 7,000円 | 7,000円 |
消費税 | 560円 (8%) | 700円 | 700円 |
合計 【C】 | 7,560円 | 7,700円 | 7,700円 |
車検費用合計
車検に掛かった総費用の推移です。
1回目車検(2018年) | 2回目車検(2020年) | 3回目車検(2022年) | |
---|---|---|---|
車検費用合計 【A+B+C】 | 68,382円 | 95,110円 | 109,453円 |
回を増すごとに増える車検費用
車検費用推移まとめグラフ
やはり車検の回数が増えるごとに費用は増えてます。
法定費用の部分と車検の代行手数料はあまり変わりませんが、整備費用の部分が段階的に増えていっています。(法定費用の部分でも自賠責保険の料金がその時々で変化があります)
整備費用が増えてしまっているのは、単純に交換したほうがいい部品が増えていくからです。
これは車の走行距離が増え、古くなっていくに従って受け入れなければいけないメンテナンス費用です。
新車登録から初回の車検ではオイル交換くらいしか整備する必要がなかったので、整備費用を低く抑えることができていました。
2回目の車検ではブレーキオイルやワイパーのゴムなど交換部品がちらほら出てきて、3回目の車検ではさらにディスクブレーキやブレーキパッドなどの交換費用が発生しました。
整備した項目
- 初回:オイル交換くらいのみ
- 2回目:ブレーキオイル、エアコンのフィルタ、エアクリーナー、デファレンシャルオイル、ワイパーのゴム、スタビライザバー。
- 3回目:発煙筒、ブレーキフルード、ワイパーゴム、ベルトウォータポンプ、Vベルト、デファレンシャルオイル、ブレーキパッド、ディスクブレーキ、ブレーキシュー。
車検の請求書(3回分)
初回車検分の請求書
2回目の車検請求書
3回目の車検請求書
少しでも車検費用を抑える方法
日頃から車のメンテナンスをしておく
法定費用は支払い金額が定まっているので削りようがありません。
ということは車検費用が高くなるのは整備費用がどかっと掛かってくるからです。
なぜ車検の時に整備がたくさん必要になるかというと、普段整備していないからです。
はい、僕もそのとおりです・・・。
普段からちょこちょこ整備して交換が必要なパーツなんかを取り替えていれば、車検時に整備しなければいけない部品が少なくて済むはずです。
だからといって、タイミングをズラすことは出来ても、結局はどこかでメンテナンス費用は掛かるわけです。なのでトータルで見れば安く済んでいるわけではありません。
ただ、車検時に一括の支払いがきつい!というのであれば、普段から少しずつメンテナンスして費用を分散しておくのも選択肢です。
車検時にまとめて部品交換をすることで工賃は割安になっているかもしれないので、車検時に一括で部品交換する方がお得という考え方もできますが。
自分でできる整備は自分でやる
車のことに詳しくて自分で車をいじったり、部品交換ができる人はそれなりに自分で整備できると思うので、車検費用を抑えることができると思います。
でも、車にさほど詳しくなくても自分で出来ることはあります。
例えばタイヤの交換時期だった場合、車検の整備項目の中にタイヤの交換が入ってきます。
ですがタイヤなんかだとディーラーや整備工場で手配すると割高な場合があります。
タイヤはタイヤ専門店やカー用品店、大きなホームセンターなどでも取り扱っていますし、そういったお店の方が安く交換できる場合が多いです。自分で作業するわけではありませんが、安いお店で交換してしまう方が節約できます。
バッテリーの交換なんかは特別な工具が必要ないので、注意する点はありますが比較的簡単に出来てしまいます。バッテリーはネットでも買えますし、交換手順も調べれば分かるので自分で作業することで車検費用を削減できます。
部品交換せずにねばる
車検の整備項目の中にあるものでも、交換整備しないと車検に通らないかと言えばそうではないものもあります。
例えばオイル関係なんか交換せずに古いままでも車検に通らないかと言えばそんなことはありません。
また、ワイパーのゴムなんかは交換しなくても車検に関しては問題ありません。
まだ使用限度まではいっていないけど、この車検の機会に部品交換しておいた方がいいですよ、ということで項目に入っているものも結構あります。
なので、もしどうしても車検費用を抑えたいというのであれば、まだねばれる部品は限界がくるまでに交換するということで、後にずらすこともできるはできます。
ただ、車検時に余裕を持った部品交換を勧められるのは、普段から車をこまめに整備する人はまれだからです。車検時くらいしかメンテナンスする機会がない人が圧倒的に多いので、この時にやっておいた方がいいことはやっておきましょうということになるわけです。
(この機会に整備費をなるべく多く確保したいということもあるとは思います。)
通すだけの車検という選択も
ディーラーなどで車検をお願いすると一般的には、しっかりした整備を前提としたものになります。
なので金額的にはその分高くなる傾向になります。
その他に、車検を通すことをメインに格安車検をうたっている車検専門店やガソリンスタンド、カー用品店などもあります。
安く済むというのは、その分、点検整備を簡素化するわけです。とはいえ、ちゃんと車検の基準を満たすような点検はしてくれるので、悪いことをして費用を抑えるということではありません。
車検を自分で通す
車検は自分で通すことも可能です。ユーザー車検と言われています。
自分で車検場までいって、書類を書いて、法定費用を支払って、車検項目のテストを受けて合格すれば車検完了です。
車検を受けるには自分自身で整備を行って、点検項目を確認しなければいけませんが、車検にかかる費用は法定費用のみで済ませることができます。
なので車検でチェックしなければいけない項目だけを確認して車検をクリアすることができれば、3万円前後で済ますことができます。
車検に対する心構え
車検はかなり高額の支払いが必要になってきます。
今回の3回目の車検では約11万円掛かりました。
この11万円。
なにかモノとして残る訳ではないですし、旅行に行って思い出になる支出でもありません。
日常を過ごすのを単に維持するための費用です。正直目をそむけたくなる支出です。
でも、しょうがありません。それが車を所持するのに必要なルールですから・・・。
一度の11万円の出費がふところに厳しいのであれば、積み立てておくことで予め準備しておくほかないかと思います。
車検が2年ごととして
11万円÷24ヶ月=約4,500円/月
月に4,500円。
これでも結構な金額ですね。これなら自分にも積み立てれそう!って感じの額でもないんですよね。
車の維持費が高いと言われる部分です・・・。
任意保険の出費も重なったりすれば車に怒りを覚えることも・・・
車検のタイミングで任意保険の期限を迎えてしまうような場合、さらに出費が重なってしまいます。
初めて車を購入した場合などはとくに同じタイミングで保険にも加入していることが多いと思います。
そうなるとさらに複数の諭吉さんとのお別れです。
支払いのタイミングが重なってしまっている場合は、任意保険は一括払い以外にも、月払いも選択できます。月払いにすると少し割高になりますが、まとまった支払いを避けたい場合は検討するべきですね。
任意保険もなるべく費用を抑えるべく検討するべきだと思います。
補償内容が過剰になっていないか?車両保険などは本当に必要か?他の保険会社だといくらになるのか?
補償内容を見直して、複数の保険会社で見積もりを取ってみることで費用を抑えることができるかもしれません。
自動車保険についての記事をまとめていますので興味があれば御覧ください。
最後に
車の車検は車を保有し続けられるか試される一つの大きなイベントで、
車の維持費が高いというのを正に実感する時です。
車を維持するのに車検に加えて任意保険の支払い、駐車場代、日々のガソリン代。
「いったいいくら払ってるんだー!」
と発狂したくもなります。
維持費が安いと言われる軽自動車でもかなりの出費になるので、車を保持するというのは、それなりの覚悟が必要ですよね・・・。
車検が来たる日はわかっているので、心と費用の準備が大切です。
泣く泣く車を手放さなければならなくなることもあるかもしれません。
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