いくら荷物が乗るといっても所詮軽自動車でしょ?と思っていませんか。
いやいや軽バンをあなどるなかれ。
実力を見ていきましょう。
軽バンは荷室が広い
軽バンの特徴は荷室の広さです。軽自動車は車の寸法が決まっているわけですが、
この規格のなかでいかに車内のスペースを確保するかが重要なわけです。
軽バンは軽自動車のほぼ規格いっぱいのサイズで作られています。
スズキエブリィ(ハイルーフ)の荷室サイズ
エブリィのカタログ値
荷室長1910mm(JOIN、JOINターボは1820mm)
荷室幅1385mm
荷室高1240mm
エブリィの荷室の実寸値を測ってみました
実寸(エブリィ JOINターボ)
- 荷室長①1750mm(いつも運転しているドライバーシートのポジションで計測)
- 荷室幅②1320mm
- 荷室幅③1250mm
- 荷室高④1220mm
- 荷室高⑤1150mm
荷室長①1750mm(いつも運転しているゆったりめのドライバーシートのポジションで計測)
荷室幅②(後方の荷室が広い部分)1320mm
荷室幅③(室内の幅が少し狭くなっている部分)1250mm
スライドドア部分
荷室高④1220mm
荷室高⑤(バックドア開口部)1150mm
測っている部分の違いや、若干の誤差はあると思いますが、カタログ値より少しだけ小さな数値でした。
マウンテンバイクを積んでみた
2列目シートを収納した場合、自転車をそのまま積載することができます。
タイヤサイズ26インチの大人用のマウンテンバイクが簡単に収まります。
前輪をはずす必要なし。
ハンドルを切る必要なく収まりました。
ドライバーシートのポジションはいつも運転している位置のまま
リヤタイヤの最後尾はギリギリでしたが、バックドアはちゃんと閉まりました。
ハンドルを切れば荷室長方向に余裕がでます。
高さも余裕ありです。
16cmほど余裕ありました。(ハイルーフ仕様です)
2台はそのまま荷室に乗せることができますね。
長尺物を積んでみた
L字アングル2,900mmを積んでみましたが、車内の対角線に積めば乗ります。
多少持ち上げて斜めにしないと積めません。(ドリンクホルダーに乗せる感じで収まりました)
もう少し長くても乗りそうですが、フロントガラスを傷つけたくないので、コレぐらいがいっぱいかなと個人的には思います。
ダッシュボードの上まで使って乗せれば3,000mmくらいまではいけそうですが・・・。
助手席は倒さないとだめなので、人は乗せられないですね。
スズキのホームページには車内の縦方向の最長が2,640mmになっているので、車内の対角線と斜めに少し持ち上げて、いっぱいいっぱい使ってこんな感じでしょう。
車内泊はどう?
普通に荷室で車内泊できます。
標準サイズの寝袋をおいてみるとこんな感じ。
身長168cmの僕が横になって頭や足先が壁面に干渉することはないです。が、ほとんど余裕はない感じです。
ドライバーシートが運転時のポジションの状態で、荷室長が175cmなので、そんなものですね。
180cmくらいの身長だとちょっと収まりが悪いと思いますが、その場合ドライバーシートを前方にずらせばなんとかなると思います。シートをマックスで前方に動かすと15cmほど動いたので、荷室長175cm+15cm=190cmになります。(床面が途切れているところを埋めたりする工夫が必要ですが。)
マンガ本だと何冊載るのか
荷室サイズの体積:1.75m×1.25m×1.15m=2.5㎥
マンガ本のサイズ(単行本):113mm×177mm×15mm=0.000300015㎥
計算すると8,300冊乗ることに!
最大積載量が350kgなので、重さ的にダメですが。
(一冊160gとして計算すると2,100冊が重さ的に限界です。)
冷蔵庫は乗るのか
400Lサイズの冷蔵庫の寸法が600×1816×692mmくらいなので、
これくらいなら乗りそうですね。
ただ、冷蔵庫は横にするのはよくないみたいなので、現実的ではないかもしれません。
バイクも載る
バイクも積めちゃうんです。
エブリィをトランポにしてクロスカブを積みました。グローブやシューズ、ヘルメットやジャケット、積み降ろしのラダーなどいい感じに収まってます♪ということで明日はタンデムツーリング楽しんでくるよっ(๑•̀ㅂ•́)و✧#クロスカブ#cc110 pic.twitter.com/fsQ2ZZNNez
— 大和@クロスカブ*テネレ (@love_xt1200z) September 17, 2018
2列目シートを使用する場合の荷室長
2列目シートを出している状態だと荷室長が1100mmほど。
これでも結構荷物のります。
棚を作ったりして高さ方向の空間を有効に使うと、相当色々のせることができます。
ミニバンのトヨタヴォクシーと比較
ヴォクシーの三列目がない2列5人乗り仕様の荷室空間と比較するとエブリィの方が広い!
カタログ値で比較
(エブリィ、ヴォクシーとも、二列目のシートをたたんだ最大積載空間の状態の数値)
エブリィ | ヴォクシー 5人乗り仕様車 | |
---|---|---|
荷室長 | 1910mm | 1780mm |
荷室幅(最大部) | 1385mm | 1300mm |
荷室高 | 1240mm | 1230mm |
さすがにトヨタハイエースには完敗
キングオブ商用車のハイエースの荷室と比較してみると、さすがにかないません。
カタログ値で比較
(エブリィ、ハイエースとも、二列目のシートをたたんだ最大積載空間の状態の数値)
エブリィ | ハイエース 標準ボディ スーパーGL | |
---|---|---|
荷室長 | 1910mm | 2470mm |
荷室幅(最大部) | 1385mm | 1520mm |
荷室高 | 1240mm | 1320mm |
最後に
エブリィのように軽バンは軽自動車だからといって、そんじょそこらの普通乗用車より荷室空間が広いんです。
軽自動車なので経済的ですし。
他の軽バンだと、ダイハツのハイゼットもほぼ同じような車内サイズです。
ホンダN-VANは少し車内の形が違いますが、同程度の積載力があります。
快適性や便利な装備は他の車に劣っているかもしれませんが、コストを抑えて、たくさん荷物をのせたり、ゆったり車内泊ができるのが軽バンです。
使い方はオーナーさんしだい。
自動車保険についても記事にまとめましたので興味があればどうぞ
車検費用に関する記事もまとめています
コメント