知っているか、知らないか
その違いで未来が変わるかもしれないなと、久しぶりに思ったこと出来事です。
「付加年金?」
「なんだそれ?」
「えっ、それ、得じゃね?」
年金なんかに期待はしていないし、当てにしてはいけないと思っているので、興味を向けることもなく日々を過ごしていました。
以前は厚生年金を払っていて、付加年金は厚生年金を払っている人は対象外なので、知っている必要がなかったのもあると思います。
(ちゃんと国民年金は納付しています)
しかしながら、このたび付加年金というものを知りました。
そして
「これは一応払っておこう」
ということにいたりました。
付加年金とは
付加年金は毎月の国民年金(¥16,160)の支払いにプラス¥400を追加で支払うことによって、年金を受給する時に増額される制度です。
つまり、月額¥16,560(¥16,160+¥400)納付することになります。
付加年金を支払うことで受給できる金額
付加年金額(年額)は「200円×付加保険料納付月数」で計算し、2年以上受け取ると支払った付加保険料以上の年金が受け取れます。
引用:日本年金機構ホームページ
https://www.nenkin.go.jp/service/kokunen/hokenryo/20150331-03.html
要するに
¥200×支払った月数 を毎年もらい続けられるということです。
もし20歳から60歳までのあいだ、付加年金を払い続けた場合
¥200×480ヶ月(40年間)=¥96,000 を65歳から毎年もらい続けられるということです。
20歳から60歳までに支払う額は
¥400×480ヶ月(40年間)=¥192,000 というとこになります。
つまり
¥192,000を払うことで、毎年¥96,000もらい続けることができるということ。
二年もらうと、そこで収支は¥0。
そこからは収支はプラスで、死ぬまでもらい続けられるのです。
これってかなりお得じゃないでしょうか。
毎月¥400の支払いです。
コーヒー一杯、生ビール一杯の値段です。
老後に飲めればいいと割り切って、これくらい捻出するのは難しくないと思います。
もちろん上記の例は支払い期間が最大の額なので、支払期間が短ければ受給できる額も減ります。
ただし、さかのぼって支払うことはできないので、始めるなら今すぐに申し込んで払い始めることが一番お得ということになります。
付加年金の支払い期間が短くて少ない額になろうと、計算は同じなので支払った合計額は2年間で元が取れるのに変わりません。
付加年金に加入できる人
加入できる人
第一号被保険者です。
第一号被保険者 | 自営業者、学生、 フリーランスなど |
第二号被保険者 | 会社員、公務員など |
第三号被保険者 | 第二号被保険者に 扶養されている配偶者 |
加入できない人
・厚生年金を払っている会社員や公務員の人
・国民年金基金に加入している人
付加年金のメリット・デメリット
付加年金に入るメリット
・受給開始後2年で元が取れて、その後は死ぬまでお得期間が続く。
・付加年金の支払い分は所得控除にできるので税金対策にもなる。
付加年金のデメリット
・年金の受給開始後2年経過する前に死んでしまった場合、払い損が発生する
どのように申し込むのか
加入の申し込みをしないと支払いをスタートできません。
申し込みは市区町村で申し込みができます。
また、市区町村によっては郵送でも申し込みができます。
申し込みに必要なもの
・身分証(免許証、マイナンバーカードなど)
・年金手帳(基礎年金番号が必要)
年金の前納制度を利用すれば、よりお得に
国民年金は前納すると納付額が割引になります。
割引になる額
一年分を前納すると ¥3,450
二年分を前納すると ¥14,590
付加年金が一年分で¥4,800なので、国民年金を前納できれば費用負担は、ほぼないに等しくなるかと思います。
二年分前納するとお釣りがきますね。
ただし、二年分となると¥383,810を一括で支払わなければならないので、それなりの負担にはなります。
(考えかたによっては¥383,810を年率2%以上で運用できればその方が得か・・・)
最後に
人生100年時代を想定するなら入っておいた方がお得だと思います。
65歳で年金をもらい始めれば67歳で元が取れて、残りの人生がどこまで続くか分かりまえんが、終身で受け取れるのですからね。
70歳からの受給に繰り下げると国民年金と同様に付加年金も42%増額してもらえるようになるので、その点も検討してみるのもいいと思います。
申し込んだ月からが、加入スタートになるので、入るならばなるべく早い方がいいと思い、さっそく加入しました。
元が取れる前に死ぬことになったら、それはそれでしょうがないと諦めがつきます。
月額¥400ですからね。コーヒー一杯飲んだと思えばそれでよくないですか。
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