バイク走行中に転んでしまいました。
主な理由は凍結防止剤の塩化カルシウムと思われます。
塩化カルシウムがまかれた道路では調子にのってカーブでバンクさせてはいけません。
砂や落ち葉が落ちている道路と同じです。
塩化カルシウム滑ります・・・。
思い出したくない思い出ですが、バイクで転んだ経緯を報告していきます・・・。
バイクがすっ飛んでいったあの日のこと
2月のある日ちょっとした峠道を走っていました。
小さめのヘアピンカーブが連続するところ。
一つ目の左のヘアピンカーブを通過し、連続した次の右カーブに差し掛かったところ、
寝かしたバイクを起こし、反対側に寝かした瞬間に
「ツルんっ!」
僕の体はその場に置いていかれ、横になったバイクだけがアスファルトを滑って行きました。
バイクは右側面を下にして勢いよく滑り、縁石にぶつかると、今度は勝手に起き上がり、反対側に倒れました。
「うそでしょ・・・」
何がおきたか分からず、最初は他人事のように呆然と眺めていました。
(ファミコンのリセットボタンを押せばやり直しできるような、どこか落ち着きもありました。
変なアドレナリンでも出ていたのでしょう・・・)
バイクに近づいていくと、それは無残な姿に。
マフラーがはずれ、ミラーが折れ、ウィンカーが粉々に、両側のカウルが削れ、部分的に割れているところも。
「あぁ、終わった・・・」
と思いました。
自走不能になりレッカーを呼んで入院です~_~;
幸いにも怪我は擦り傷ていどで、他の走行車などに被害はなく、単独事故でした。
なぜ転んでしまったのか
バイク歴15年ほどで走行中に転んだのは初めてで、無茶な運転をする方でありませんし、なぜ転んだのか最初は分かりませんでした。
- 雨は降っていません。
- 路面凍結もありません。
- 路面に砂利も浮いていませんし落ち葉が覆っていることもありません。
- タイヤも正常。
- ライディングテクニックが貧相?(それはあり得ますが・・・)
よくよく見ると路面に異常があった
よく見てみると路面が濡れているように見えます。
天気は晴れていて、時刻は15時頃。
ふつう、路面が濡れているような状況ではありません。
おそらくこれは塩化カルシウムです。
道路の端と車線の色が明らかに違いますし、その境がまだら模様になっていました。
塩化カルシウムの粒が路面になじんでいる状態だと思います。
路面を足でなでるとヌルヌルします。
これはスベるわ・・・
必要以上に塩化カルシウムが撒かれていたのかもしれません。
塩化カルシウムとは
塩化カルシウムは凍結防止剤として寒冷地などの道路によく撒かれています。
水分と反応する際に熱を発生、塩化カルシウムが溶けた水は-50℃まで凍らなくなります。したがって路面の凍結を防いだり、雪が積もらない助けになってくれます。
しかしながら、路面凍結を防止する塩化カルシウムで滑って転ぶとは・・・。
本末転倒とはこのことT^T
ただ、冬場のバイク走行で想定はしておくべきです。
注意しておくべき道路状況として、砂、落ち葉、苔、水濡れなど、いくつか頭にあれど塩化カルシウムはありませんでした。
時期は2月といえど、雪がある道路ではなく、晴れの日の午後15時。
まさか路面が滑るだろうという意識は全くありませんでした。
路面コンディションの危険
- 雨
- 路面の濡れ
- 路面凍結
- 砂や砂利
- 落ち葉
- わだち
- 塩化カルシウム など
ちなみにバイクの損傷箇所
- フロントウィンカー割れ
- サイドミラー折れ
- ステップ折れ
- マフラーはずれる
- リアブレーキがロック状態になる
- カウルがガリガリに
- エンジンカバー擦りキズ
- フレーム傷
修理費用は総額6万円ほどで走行できる状態になりました。
カウルの傷など見た目の部分は諦めてそのままの状態です。
でもバイクが動くようになってよかったです。
今回、ロードサービスにお世話になりかなり助かりました。自身のロードサービスの確認もしておくといいと思います。
コメント
コメント一覧 (7件)
はじめまして。東京在住の伊藤です。大変でしたね?下手をすれば亡くなってもおかしくない事故ですよね?まさに同じ事故(融雪剤散布による)が自分でもありました。車の方ですが同じようなスリップ事故です。許せないです。(撒いた土木事務所は残留融雪剤が滑る認識なしですが融雪剤メーカー(トクヤマ)は残留塩化カルシウムはスリップを起こしやすい路面を形成する可能性があると取説にも書いています)このことは調べてみるとどこの自治体も同じ認識(滑らない、なかには判らないとの回答でびっくりです。今後示談交渉を行い(弁護士から車の修理費用請求。旧車なので修理は実際不可)最悪は裁判になるかもです。因みに自分の事故の10分前にも同じ場所で同様のスリップ事故があり(ジャガー)いまその方ともやり取りをしています。2件立て続けです。ありえません。(お互いスピードは出していない通常の濡れた路面走行の感覚)このことは大きな社会問題にしないと第二第三の事故が必ず発生します。よって同時にこちらの選挙区の国会議員の先生に報告したところ、昨日ご本人から直電があり(びっくりしましたが)事の経緯を説明、危険性をご認識頂きました。今後裁判になるかもです。皆様の証言も重要かと思います。筆者の無念や実際に亡くなった方の仇を打ちたいです。
宜しくお願い致します。
はじめまして。
同じように、塩化カルシウムで事故をおこされたとのことでお気の毒に思います。
私の場合、事故後に原因の追求のようなことはしていませんので、なんとも言えませんが、おそらくは塩化カルシウムと思われます。
散布している側に滑る認識がないというのは確かに問題ですね。
散布の適量がどの程度かは分かりませんが、滑った身からするとただ単に撒けばいいというものではないように思います。
まだ路面が凍結していたり、リスクを認識できているような環境であれば、相当慎重に運転するところ、
全く状況を認識できることなく、不意に滑ってしまったわけですから、ある意味より危ないとも言えるのかもしれません。
この問題を認知させていきたいとのことですが、こちらのブログ内容などを使用したりする必要があれば、使ってもらって構いません。
何かあれば、仰っていただければと思います。
ご返信、ご協力のご意向有難うございます。私の事故の際は今思うとバイクの方の通行は運良く1台もなく、もし同じ場所で通行があったら間違いなく転倒事故につながったと思います。また、色々と調べていると筆者様の事故の際の状況は、降雪も無いドライの路面に融雪剤(塩化カルシウム)が散布されてたとなりますと、これはもともとメーカーが厳禁事項にしている事になります。(凍結の危険性がある場合は凍結防止剤です)融雪剤は降雪後に散布する(色々制約があり5cm以上の積雪時は除雪後に散布等)もので、ドライの路面に散布は危険行為です。更に空気中の水分と混じり路面に吸着し乾燥しにくいネトネトした状態となり(黒い路面になる)スリップの危険性が生じる事になります。自分の事故の際は降雪は有りましたが、明け方に土木事務所が散布した融雪剤が完全に溶けた雪と混ざり残留融雪剤となり(やはりネトネトの状態)路面がコーティングされた正にスリップを誘発する状況でした。戻りますが、筆者様の事故の状況を今からでもその場所の道路管理者に確認して賠償請求されては如何ですか?証拠となる写真もかなりありますし、もしかしたら認めるかも知れないです。少なくともメーカーが厳禁事項にしている事を行っていたら過失責任はありますよね⁉️筆者様は怪我で済んだかも知れませんが、自分と同じく対向車や後続車がいたら亡くなっていたかもしれませんので。頑張って下さい。
今回の事故により、この融雪剤や凍結防止剤が違いも知らない、使用方法もいい加減な道路管理者(普段はご尽力頂いていると思います)が存在している事がわかりました。(本来安全な道を確保するべき方々が、真逆の危険な道にしている)
融雪剤と凍結防止剤が違うものという認識はありませんでした。
実際のところ何が撒かれていたのかは分かりませんが、冬場の氷点下になる時期には道路に塩化カルシウムのようなものが撒かれている状況に遭遇することがよくあります。
滑った経験上トラウマになっているので、個人的には路面状況をとても気をつけるようになりましたが、周知することは必要なのかもしれませんね。
使用する側は当然正しく理解した上で使用するべきだと思います。
色々と調べられているようで、ご教授いただきありがとうございます。
こちらこそこのような情報を掲載頂いて大変感謝です。また同じように融雪剤の危険性を個人のHPで訴えている方も(要らぬ融雪剤というタイトル)いらっしゃいました。この方にはメールを送ったところ、返信を頂きやはり道路管理者、行政、業者の知識の無さには呆れていました。また、ご自分でも実体感(滑る実験)されたり、雪解けの場所での事故現場も目撃されたとの事です。同じように今回の私の
事故車を運んで頂いたロードサービスの方(この方にスリップの原因は残留融雪剤と教えて頂いた)にもお礼の電話とご意見を伺ったところ、自身でもスリップの経験がある、同じような事故でのロードサービスの対応をしているとのお話でした。
そのロードサービスを管轄しているJAFの本部にも聞いてみましたが、ロードテストは無くご認識もありませんでした。(但し、日を跨いで御二人の方に今回の事故の全容をお話ししたところ、御二人共真剣に話しを聞いて下さり関係部所に話しをしますとの事でした)
但し、大袈裟かもですがこれが安全大国日本の現状なんですね?
前にも書きましたが、この防ぎようがない事がスリップの原因とも知らずに事故で怪我をされた方、亡くなった方が今までどれだけいるのでしょうか、、、
私も、まさに同じような状況で、バイクで転倒しました。
今日2024/01/14です。
見通しの良いS字カーブで、中間に小さい橋があって、その凍結防止?のために塩カルを撒いてあったようです。
転倒したのは14時ごろで、快晴、気温は10℃ぐらいでした。
で、ちょうど中間部分で前輪が何の前触れもなくスッと持っていかれてそのままバイクと私は路面をツーーーーッと滑っていった感じです。
単独転倒事故でしたが、路面がぬるぬるで真っ黒、触ってみると油でコーティングしたようになってて、こりゃ滑るよね…って感じでした。
警察の方も、道路管理者(市道なので市役所)に連絡をしてくれて、損害等の補償についてはこれからです。
ちなみにバイクはrz250で、損傷箇所は左側全部です。
ガードレールとガードレールの切れ目から田んぼに落ちて、田んぼの管理者にも連絡して、看板等の損傷の弁償代として1万円を支払いました。
ライトリム、ライトステー、メーターケース、左ミラー、左グリップ、クラッチレバー、左前後ウインカー、サイドスタンド、センタースタンド、センタースタンドかける時に持つ左側のグラブバー、左マフラー、タンク、フロントフェンダー、テールカウル、フロントフォーク(インナー曲がり、アウター削れ)
グリップとクラッチレバー以外、もう手に入らない部品なので、オークション等で入手するしかない状況です。自分でやって30万円コースですね。
あと、今のところ大きな怪我はないです。
しかし、ほんとリセットボタンあったら押したい。。。
同じシチュエーションでの事故お気の毒です。
単独転倒事故で大きな怪我がなく、大事には至らなかった点は幸いと言えるでしょうか。
ただ、バイクへのダメージは大きそうですね。
私の場合は走るために必要な箇所だけ直して費用を抑えた為、現在も痛々しい傷を残したままバイクに乗っています・・・。
事故以来少しでも怪しいなと思う道路状況の場合、かなり慎重に運転するようになりました。
事故るまで塩化カルシウムが滑るという認識がなかったわけですが、多くのライダーも認識していない方が多いのかもしれませんね。
リセットさせたい気持ちはとてもわかりますが、大きな怪我もなく誰かを事故に巻き込むこともなく済んだということで、
今後は塩化カルシウムが巻かれた場所で絶対に転ばないという経験値を得られたとポジティブに考えられたらと思います。
お互い気をつけましょう!