ワークマンが話題になって、巷でもワークマンの商品を使っている人を見かけることが多くなってきました。
お店に足を運ぶと、特に欲しいものがあるわけではないのに、ついつい買ってしまうことが多々あります。
それは100円ショップでついつい買ってしまう感覚と似ている気がします。
「この価格なら買っておいていいや」
そんな気にさせられてしまうんですよね。
ワークマンは作業着など作業関連用品店で、プライベートブランドとして展開した、アウトドアやスポーツで使えるウェア類を中心に販売するお店ワークマンプラスがあります。
このワークマンプラスが人気となりました。
ワークマンとは
株式会社ワークマンは
フランチャイズシステムで作業服及び作業関連用品を販売する専門店チェーン。
設立は1982年。
チェーン全体の売上高 930億3900万円。
東証JASDAQスタンダード市場に上場。
ショッピングセンターやホームセンターを運営している株式会社ベイシア、株式会社カインズなどで形成する「ベイシアグループ」にワークマンは所属しています。
馴染みがない人も多いと思いますが、
全国に837店舗を展開していますので、意外に近所に店舗があったりします。
作業着、安全靴、長靴、軍手、ヘルメット等が販売されています。
作業関連用品を取り扱っているので、現場作業者いわゆるブルーワーカーの人たち以外は利用することは少なかったと思います。
一般向け市場を取り込んだワークマンプラス
ワークマンは一般的には地味な作業関連の商品を販売していました。
しかし、ここ数年で注目を集め始めたのは一般でも使えるような商品を開発、販売したことによります。
ワークマンでは作業関連用品メーカー商品の取り扱いと、ワークマン独自のプライベートブランドの商品を販売しています。
このワークマン独自のアウトドア、スポーツで使えるプライベートブランド商品が人気になり、話題となりました。
基本的に作業着ですから、機能性がよく、そこにデザイン性を取り入れたところが画期的でした。
機能性がよくデザイン的にも人気があるウェアといえば、昨今のアウトドアブームの影響もあり、アウトドアブランドの商品が大人気です。
アウトドアで使用するウェアは過酷な環境を想定して作られていいます。
雨が降っている環境で雨から体を守るウェア、
汗をかいても素早く蒸発させて不快感を和らげるシャツ、
軽くて動きやすい素材、
風や低い気温から体温を保つ機能、
いってみればハイパフォーマンスな服です。
アウトドアスポーツウェアの機能を重視したデザインも好まれています。
それだけ値段も高いです。
防水仕様のジャケットが4~5万円するのは当たり前で、
高機能のシャツが5千円くらいしたりします。
それだけにあまりがさつに扱いたくないのが本音です。
機能的には仕事の作業で使うにはもってこいかもしれないけど、5万円のウェアが数ヶ月で穴が開いたり汗ジミができたら嫌ですよね。
そこで作業着の実用性にデザイン性を取り込んだところ、多くのファンを獲得することになったのがワークマンプラスです。
アウトドアで使用したり、普段使いする人が多いのも特長です。
「そこそこかっこ良く、機能性あり、価格が安い」
そんな感じの商品たちです。
最近はユニクロの服が当たり前になってしまって、ユニクロが安くて品質もそこそこいいという感覚が薄らいできてしまいましたが、ワークマンはアウトドアウェア界のユニクロ的な存在になりかけていると言えます。
価格が安い
とにかく安い。
同じような機能の製品を比べるとアウトドアメーカーのものより物によっては10分の1くらいのインパクトがあります。
もちろん機能はアウトドアメーカーのもののほうがいいし、品質や耐久性もはるかに劣ると思います。
だとしても、壊れたらまた買えばいいやくらいの感覚で買えるところに魅力があります。
速乾のTシャツが¥500代とか、レンジャケットが上下セットで¥4900とか、マジで安い。
100ショップの感覚がそこにあるんですよね。
デザインが悪くない
カジュアルなデザインによって普段使いにもできるウェアになっています。
レインウェアはバイク乗りがたくさん着ています。
キャンプ場ではキャンパーがワークマンのウェアや靴を履いているのをよく見かけるようになりました。
ジムではシャツを着て汗を流している人がいます。
違和感全くありません。
有名ブランドのロゴはついてないですが、機能的でシンプルなのパッと見全然遜色がない。
飛び抜けてめちゃくちゃデザインがいいというわけではなく、これがこの価格?といったコスパが非常によく感じるところが、製品としてトータルバランスがよいということです。
世間では、さほどブランドにこだわらなくなってきている
最近思うことは、ブランドにこだわる人って減ってきてません?
モノを所有することに価値を置く価値観から、経験とか体験するコト消費へ価値が移っているなんていわれます。
まず、アウトドアアクティビティをやってみたくて、やってみる時に、必要物をとりあえず揃えるという意味で、ワークマンの製品はうってつけだと思います。
安くて、それなりの機能があり、恥ずかしくないデザイン。
最初から高いブランドの製品に身を包んで、見栄を張るより、入り口のハードルを下げて手っ取り早く始めた方がいいですよね。
ワークマンプラス概要
アウトドア、スポーツ分野をカバーするブランドFieldCore、Find-Out、AEGISの商品に特化した新たな店舗を展開しています。
ワークマンプラスの第1号店は東京の立川市にあるららぽーとに2018年オープンしました。オープン当初は行列ができるほどの人気でメディアでも取り上げられるほどでした。
FieldCore、Find-Out、AEGISの商品は通常のワークマンの店舗でも販売していますが、ワークマンプラスの明るくカジュアルな店舗作りは多くの新規顧客を開拓しました。
現在ワークマンプラスの店舗数は全国で31店舗と拡大しています。(2019年8月現在)
通常のワークマンの店舗はいかにも作業用品店といった感じで、明確な目的がないと訪れないような店舗ですし、女性向けの感じではないです。
ワークマンプラスの店舗はイメージが明るく、ふらっと入りやすくなっています。
今後もワークマンプラスの店舗数を拡大していけば、アウトドア及びスポーツを楽しむ人や女性の新規顧客獲得になるでしょう。
ワークマンプラスは各ブランドに分けられていています。
ウェアは3種類あります。
・アウトドア用途(フィールドコア)
・スポーツ用途(ファインドアウト)
・防水機能用途(イージス)
FieldCore(フィールドコア)
ワーキングウエアで培った高品質・高機能をアウトドアビギナーのみなさまへファッショナブルなデザインで作業服のワクを越えたワークマンのFieldCoreはアウトドアブランドの定価の1/3を目指して開発されました。
『山』をイメージしたロゴはオールシーズン大自然へ出かけたくなる気分にさせてくれます。
カジュアルウェアにプロ品質を手軽にまとえる、あなたの知らないワークマンを体感できる機能性ブランドです。
Find-Out(ファインドアウト)
しなやかな風合いとスポーティなデザインを併せ持つワークマンのFind-Out。ワーキングウエアで培った高品質・高機能を手軽にお使いいただけるスポーツアイテムです。
作業服のワクを越えたFind-Outはスポーツ系ブランドの定価の1/3を目指して開発されました。
タウンでジョギング、公園をウォーキング、ジムでトレーニングに加え、プリントを入れてチームユニフォームとしてもお使いいただけます。
『風』をイメージしたロゴは思わず体を動かしたくなるに気持ちにしてくれます。
カジュアルウェアにプロ品質を手軽にまとえる!
あなたの知らないワークマンを体感できる機能性ブランドです。
AEGIS(イージス)
絶対的な防水性能はワーキングウエアを越え、ワークマンの代名詞ブランドに育てていただきました。
バイクを愛するライダー、ウィンタースポーツ・マリンレジャーを愛するアウトドア派へ信頼の強力防水を、秋冬商品は防寒性能もプラスしオールマイティウエアとしてご提案します。
ウェアにとどまらず、グローブ、シューズへイージスブランドは発展・拡大しつづけます。
ウォータープルーフ、マリンレジャーにプロ品質を手軽にまとえる!
あなたの知らないワークマンを体感できる機能性ブランドです。
参考:ワークマンホームページより
品質はそれなり
価格からいって、品質を求めるものではないとは思いますが、それなりです。
¥1500だった靴は2ヶ月ほどで穴があきました。
¥2980だったスボンは2週間で股の部分の縫製が切れて穴があきました。(さすがに早すぎたので、お店に持ち込んだところ新品と交換してくれました。レシート残っててよかった。)
壊れることも想定しておいた方がいいです。
あまりに酷い場合の為にレシートはとっておいた方がいいと思います。
株価
ワークマンは東証JASDAQに上場しています。
業績は右肩上がりを続けています。
株価も業績に合わせて右肩上がりです。
特に2018年頃から株価の上昇カーブが急になってます。
ワークマンのカジュアルブランドが評価されることで株価も急上昇してきました。
株価は2018年1月から現在約2.5倍になっています。
最後に
低価格で機能性もありコスパがいいワークマンの商品ですが、いいところに目をつけて事業展開していると思います。
ユニクロなどの製品とかぶる分野ですが、より低価格で、機能も充実していて、ポップでカジュアルなのでアクティブにガシガシ使えるところがいいですね。
コメント