東京の西側に住んでいるため、よく行くキャンプ場は、山梨だったり長野方面が多いんですが、それはアクセスのしやすさだったり、山や湖などいいロケーションのイメージがあったりするんですよね。
なので、千葉方面でキャンプすることってありませんでした。
個人的に持っていた千葉のキャンプ場の先入観 。
- 高規格のキャンプ場が多い(個人的に高規格は求めていない)
- キャンプ場のお値段がお高い
- 観光地のイメージ
- 都心を通過しなければならないのがめんどくさい
- いいロケーションのイメージがない
そんなこんなで食わず嫌いなわけだったのですが、重い腰をあげて千葉初キャンプに行ってきました。
向かったキャンプ地は「白浜フラワーパークキャンプ場」
房総半島の南端にある白浜フラワーパーク内のキャンプ場です。
こんなキャンプ場
何と言っても海がいい!
海を目の前にできるキャンプ場って結構少ないと思うんですが、海を存分に感じることができます。
半島の先っちょですから海の前に立てば、目に入るのは海と空のみ。
余計な人工物は視界に入ってきません。
ただ、テントサイトから海を一望できるかといえば、そうではないです。
今回利用したサイトは海に近い区画サイトでしたが、横付けした車によって海への視界は遮られてしまいました・・・。
でもいいんです。
波の音は聞こえてきますし、海を眺めたかったら浜辺に椅子でも持って行ってボケーっとすればいいだけなので。
白浜フラワーパークはかなり年季の入った施設ですが、キャンプ場は4年前にオープンした、まだ比較的新しいキャンプ場です。
手作り感があるキャンプ場です。
雰囲気は南国な感じでヤシの木?がワッサーって生えていたりします。
フラワーパークというくらいですから、お花畑があり花摘みができたりもします。
施設としては一昔前の観光施設といった感じで、はっきりいって活気みたいなものは感じられません。
でもむしろキャンプするには静かで、観光客も多くなく都合がいいと言えます。
管理人さんが各テントを回って「どうですか〜」なんて声をかけて話しかけてくれますので、親しみやすさもいいですね。
サイト情報
サイトは区画サイトでいくつか種類があります。
今回はBeach Laungeを利用しました。
グラウンドは芝でペグの刺さり具合も問題ありませんでした。どこのサイトも平地でテント設営に関しては良好な感じです。
風が強いのでタープなどを建てる場合はしっかりした長めのペグがあったほうがいいと思います。
サイトの種類
【オートキャンプ】
8m×8m 海から少し奥まったサイトで車を区画内に乗り入れることが可能。電源も使用可能。
○区画料金
レギュラーシーズン 3,000円/区画
ハイシーズン 4,000円/区画
トップ シーズン 5,000円/区画
○入園料金
大人 600円 3歳以上子供 400円
【Beach Launge】
8m×8m 海が近いサイトで、区画の横に車を止めることができる。電源は使用できない。その他、ペット不可など制限あり。
○区画料金
シーズン 4,000円/区画
ハイシーズン 5,000円/区画
トップ シーズン 6,000円/区画
○入園料金
大人 600円 3歳以上子供 400円
【Dog Free Site】
10m×10m 塀に囲まれたサイトでリードなしで犬と一緒にキャンプができる。
○区画料金
レギュラーシーズン 5,000円/日
ハイシーズン 6,000円/日
トップシーズン 7,000円/日
○入園料
大人 600円 3歳以上子供 400円
【海辺の団体キャンプ】
1日1組限定のサイトで、海を目の前にした最高のロケーション。2〜30名を収容でき、テントは10張り前後設営可能。車乗り入れ可能。正面がオーシャンビューのロケーション。
○区画料金 10名まで
レギュラーシーズン 25,000円/日
ハイシーズン 30,000円/日
トップシーズン 35,000円/日
11名以上 1人につき追加料金 1,000円/人
※入園利用料金を含んだ金額。
※3歳以上は1人としてカウント。
設備
- トイレ
トイレは雰囲気が南国とは少し違っていて、ムーミンの世界感が漂う外装です。
トイレ内部は綺麗でした。
- 水場
水場は一箇所あり屋根付きで水道とシンクがあります。
温水が出る蛇口が設置されているのが嬉しいですね。
キャンプサイトの中心くらいの場所にありますので。数は少ないですが使い勝手はさほど悪くないです。
- シャワー
温水シャワーがありなんと無料。
近くの温泉に行ったので使用はしなかったがとても良心的ですね。
- ゴミ箱
ゴミを捨てることができます。
ゴミ持ち帰りのキャンプ場が増えてきている中ありがたいです。
分別はしっかりやりましょう。
焚き火
直火は禁止です。
焚き火台を使用すれば焚き火オッケーです。
そして薪が使い放題!
薪置き場があり自由に持って行ってオッケーです。
これはありがたいですよね。
ただ、薪の質は廃材を切り刻んだ感じでした。
焚き火できればなんでもいいという人はいいですが、焚き火にこだわりがある人は、ちゃんとした薪を持参したほうがいいと思います。
薪の使用に関して料金は請求されませんが、薪募金箱が設置されています。
利用する場合はお気持ちで募金するようにしましょう。
海風が強いので焚き火は注意が必要でした。
風が強いのは海キャンプの宿命かもしれませんね。
火の粉が風で舞うようだとお隣さんなどに迷惑がかかるので、炎の調節には気を使うようにしたいですね。
周辺の商業施設
【スーパーマーケット】
おどや大神宮店 フラワーパークから2.1km
【コンビニ】
セブンイレブン白浜滝口店 フラワーパークから3.9km
セブンイレブン館山藤原店 フラワーパークから5km
【ホームセンター】
コメリハード&グリーン館山大神宮店 フラワーパークから3.1km
【温泉】
ジャングルパレス(日帰り温泉)
キャンプ場のすぐ裏手にあるホテル。徒歩で数分。
バブル期の遺産チックなたたずまいで、温泉内には南国を思わせる植物が生い茂っているという、なんとも不思議な雰囲気。
お風呂の天井がサビサビで大丈夫か?と思うことも。
でもキャンプ場から歩いて行けるところにお風呂があるのはやっぱりいいですね。
キャンプ場利用で割引あり 入浴料500円(割引価格)
アクセス
東京方面からだと、アクアライン抜けるまでが渋滞など少しめんどいところです。
東京湾アクアライン
→館山道
→富津館山道(終点富浦IC)
→国道127号
→国道410号
→白浜フラワーパーク
といった感じ。
富浦ICを降りてからの国道127号沿いには大きめのスーパーやホームセンターもあるので、南下しすぎる前に買い物は済ませておくのがいいと思います。
最後に
思っていた以上にいい印象のキャンプ場でした。
海が近く、波の音を聞きながら過ごす時間もまた贅沢で心地よい一時です。
千葉のキャンプ場は価格がお高めという思い込みがあったのですが、今回利用したサイトは4000円/区画で、4人で使用したので一人当たりにするとかなりお安くなりました。
ソロキャンプだと確かに区画サイトの場合負担額が大きくなってしまいますが、複数人でなら利用しやすくなりますね。
ソロテントであれば区画内に3〜4張りは張れる感じでした。
周辺含めて、悪く言えばちょっと寂れている感がありますが、ガヤガヤゴミゴミしていなくてキャンプするにはありがたいですね。
海キャンプが楽しめて、管理人さんは気さくな感じで、薪が使い放題で、ゴミ捨て可、水場で温水が出て、温泉もあり、価格も満足で、結構穴場的なキャンプ場だと感じました。
難点は風が強かったことくらいです・・・。
二、三泊滞在してもいいと思えるキャンプ場でした。
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