最初に手に入れたいテントとは
大きなテントでわいわいやるキャンプもいいですが、大きなテントは値段が高かったり、ものが大きくて車の積載や運ぶのが大変だったり、設営が大変だったりします。
なのでグループでキャンプをするにしても、まずは各個人でテントを張るスタイルがおすすめです。
大の大人が密接状態でテントの中で過ごすのって、想像しただけでしんどかったりしません?(笑)
もちろん一人でキャンプする場合もあるかもしれません。その時にあまりに大きいテントだと持て余してしまいます。
数人で焚き火を囲んで食事をしてお酒を飲んだりして団欒した後でも、各個人のプライベートスペースでゆっくりできるのがメリットですね。
ということで一つはソロテントを持っておきたいところです。
テントには様々な種類があり、どんなテントにすればいいかって最初はよくわからないと思います。
経験を積めばああしたいこうしたいというのが出てくると思うので、そうなれば欲求を満たしてくれる物を選べばいいわけです。
例えば
- 軽いものがいい
- 収納がコンパクトなものがいい
- テント内が広い方がいい
- 全室が大きいものがいい
- 通気性がいいものがいい
- 設営が簡単なものがいい
- デザインやブランドにこだわりたい
それぞれの特徴のモデルをテントメーカーも出していますので、自分に合ったものをチョイスできるはずです。
どんなものを買えばわからないビギナーが、とりあえず最初に手に入れておけばいいんじゃない?というモデルを紹介します。
ビギナー向けソロ用テントとして選び出す最低限の基準を下記としました。
- 実績のあるブランドのテント
- 価格は3万円前後
- テントサイズはゆったり使える一人分プラスアルファの広さ
NEMO 【GARAXY STORM】
NEMOは2002年に創業されたアメリカのアウトドアブランドです。
創業者がデザインの大学在学中に設立したブランドで、高度な技術とデザイン性を兼ね備えたテント作りが特徴です。使いやすさや耐久力もありなおかつカッコイイテントが魅力的です。
GARAXY STORMは居住空間が広く全室も両サイドについているので、使い勝手がいいです。入り口が前後にあるため開放すれば通気性もよく年間を通して使用できます。
価格:¥34,000+税
MSR 【エリクサー2】
MSRはアメリカのアウトドアメーカー。始まりは1969年、クライミング用品の研究の為に設立されました。テントの他に登山用ストーブが有名です。
エリクサー2は耐久性に優れたエントリーモデルで、居住性も高く快適度が高いテントです。両サイドに前室があり出入りも可能で使い勝手もよい。ブランドカラーの赤色が目立ちますね。
価格:¥35,000+税
モンベル
モンベルは日本のアウトドアメーカーで、アウトドア全般、幅広い商品を開発、販売しています。日本のメーカーだけあって、日本の環境にマッチした製品となっていて使いやすく価格も海外ブランドに比べてお手頃なところがいいですね。テントも多数ラインナップしています。
【ムーンライト2型】
モンベルが最初に作ったテントで歴史あるテントです。1974年に誕生したということですから、今もラインナップされているということはそれだけ完成度が高い製品ということです。
名前のごとく月明かりだけでも素早く設営できるという簡単設営がうりです。
入り口がテントの縦方向にあります。その為入り口開口部と全室が少し狭いです。
風が通る構造なので通気性がよく快適に使用できます。
構造がシンプルで三角形の為テント内では壁が近く圧迫感が感じられるかもしれませんが、この独特なストイックな感じのフォルムは自然の中にマッチするかっこよさがあると思います。
アニメ「ゆるキャン」の、りんちゃんが使用していたテントでもあります。
価格:¥25,800+税
【クロノスドーム2型】
モンベルの定番人気テントで、オールマイティーに事をこなしてくれるテントです。
ムーンライトとは違いドーム型のテントです。居住性が高く開口部も広い為、使い勝手よいのが特徴です。全室もそこそこの広さはあるので、靴やちょっとしたものを置くのに便利です。人気の秘訣はコスパの高さだと思います。価格が¥22,800+税なのでモンベルのブランド力とコスパ重視なら最有力候補だと思います。
価格¥22,800+税
【クロノスキャビン2型】
2018年に発売された新しいテントです。クロノスドームに広大な全室がついたモデルです。全室を前方にオープンさせポールを立てれば開放感あるリビングスペースが出来上がります。日差しや雨をさえぎってくれる、ひさしはタープの役目を兼ねてくれます。クロノスドームの使い勝手に更に利便性をプラスしたテントです。
価格:¥29,800+税
コールマン 【ツーリングドームST】
コールマンは言わずと知れたアメリカのアウトドアメーカーです。1900年頃にガソリン式のランプを製造したことが始まりです。コールマンのロゴにはそんなランプが描かれていますよね。キャンプ場に行けば必ず見るロゴマークです。コールマンの特徴はお手頃価格でありながら、ブランドの安心感もありコスパが高いところです。
ファミリーキャンプのイメージがありますがそんななかツーリングドームSTはソロテントになります。大きな前室を備えていて、インナーテントの前後がメッシュになるので通気性もいいテントです。そしてなんといっても価格が¥16,494(税込)というコスパの高さです。少し気にかかる点をあげれば、収納サイズが大きく重量も4,4kgあるところです。バイクに乗せたりする場合はもう少しコンパクト性を考慮したくなるところです。車ならその点は全然問題ないでしょう。
価格:¥16,494(税込)
tent-Mark DESIGNS 【PANDA TC】
tent-Mark DESIGNSはアウトドアショップWILD-1のプライベートブランドです。キャンプアイテムを多数展開しています。斬新な新しいキャンプスタイルを提供してくれるブランドで注目度が高まってきています。実用的でおしゃれ、そしてリーズナブルな価格帯が嬉しいところです。
PANDA TCは一本のポールをテント中央に立てる構造のテントで、ワンポールテントとか三角テントなんて呼ばれたりもします。構造自体はとてもシンプルで簡単に設営できます。この手のテントは高さを確保できる為、テント内で立ち上がったり、着替えなどの作業がやりやすくなるのがいい点ですね。TCとはポリエステル×コットンのハイブリッドな生地のことで、ポリエステルの軽さとコットンの熱への強さのいいところを掛け合わせた生地になります。焚き火などではどうしても火の粉が舞ったりするので、熱への耐性が強いということは安心感があります。
デメリットはコットンがどうしても重くなってしまうところです。
でもサンドカラーのPANDA TCがキャンプ場に建っていると存在感があります!
価格:¥29,800+税
最後に
価格重視ならコールマン、価格から品質までトータルバランスを重視するならモンベル、デザイン性やブランドへのこだわりを重視するならNEMO、MSR、tent-Mark DESIGNSといったところでしょうか。
中には1万円以下のテントや10万円を超えるテントもあります。
とりあえず格安テントで体験してみてからステップアップする考え方もありますし、いきなり高スペックな高額テントに踏み切るのも悪くはないと思います。
耐久性、使い勝手、信頼度など無難に永く使えるテントを紹介しました。
あとはアウトドアショップで実際にテントを見てみるのもいいと思います。
気に入ったテントをゲットして、いざキャンプ場へ!
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