バイクの高速料金が安くなるかも。
しかも普通車の半額程度に!
普段10円でも、1円でも安くをモットーに生活している身としては、
高速料金が安くなるのは大歓迎です。
だって、よくよく考えると結構高いですからね。
いつも高速道路を利用する場合、前もって料金を確認して高速道路を利用するか検討したりしています。
バイクでは一般道を走る方が好きですが、目的がある場合や疲れて一刻も早く帰宅したいときは高速を利用してしまいます。
高速道路はどこも同じような道だったり風景なので走る楽しみは少ないですが、時間を短縮させる上ではとても有効です。
時間を買っている
そう思うようにしています。
安くなれば利用頻度が上がって、その分ツーリング先での自由時間が増えたり、ちょっと贅沢な食事ができたり。
これは嬉しいことです。
現在のバイクの料金設定
高速料金は区分が分かれて設定されています。
- 軽自動車等
- 普通車
- 中型車
- 大型車
- 特大車
バイクは軽自動車等に含まれます。
なのでバイクの料金は軽自動車と同じになっているわけです。
料金は一番低い設定にはなってはいるんですが・・・。
現在普通車を1として軽自動車等は0.8に設定されています。
つまり普通車の2割引きの料金になるということです。
バイクの高速料金が半額程度にする要望案が!
現行の料金設定に関して一般ユーザーや、業界団体から高すぎるという声は昔からありました。
党派を超えバイク好きの国会議員で形成されているオートバイ議員連盟というものがあります。
この団体の中の自民党二輪車問題プロジェークトチームが関係省庁と議論を重ねている会合の中で、具体的な料金案が出てきたということのようです。
具体的な料金とは普通車を1とした場合0.52を目指すという目標値です。
つまり、実現すれば普通車の料金の半額ほどの価格になるということです。
まだ、検討している段階ではありますが、具体的な目標値が出てきたことは、
前向きにとらえられます。
二輪料金の新設による問題
ETCシステムの技術的な問題
今まではバイクと軽自動車はデータ上同じ区分として識別していて技術的に区別することは困難とされてきました。しかし、実際にはシステムの改修により区別することが可能と分かりました。
システムの改修に約200億円かかるといいいます。
一方、事前登録したETC搭載バイクを対象に行われている、期間限定で定額の乗り降り自由の「ツーリングプラン」があります。
このシステムを利用するとなんと投資費用はほぼ0で済むというのです。
つまり、やり方によってはコスト無しで導入することは可能ということになります。
前向きな感じ、ちょっと期待感が持てそうな気になってきました。
通行料金の減収
高速道路3社が行ったバイクの利用実態調査によると、バイクの通行割合は全体のわずか0.38%に過ぎなく、総収入約2兆2000億円で、二輪によるの収入は140~150億円程度。
仮に目標値の設定に直すと(現状の8分の5)収入は90億円になります。
つまり50~60億円程度の減収となります。
料金が下がれば、利用が増えると思うので、減収額はここから減るはずです。
総収入の2兆2000億円から考えると、さほど気になるほどでもないような気がします。
高速道路会社からしたらメリットはないんでしょうけど。
実現してくれたら高速を使うことに抵抗感がかなり減りますよね。
きっとバイクに乗って遠出する機会が増えますね。
なんでバイクと軽自動車が同じ区分なの?
バイクは軽自動車に比べて
- 重量が軽い
- 専有面積が小さい
- 車輪の数が少ない
- 乗車できる人数が少ない
といったような点が挙げられます。
道路を使用するという観点から言えば、バイク料金は軽自動車よりも低く抑えられてしかるべきとの考えには妥当性があるように思います。
ただ、国土交通省の見解では現状の区分についてこのような説明があります。
質問
二輪車の高速道路料金が軽自動車と同等なのはなぜですか?
回答
高速道路料金の車種区分は、車種間の負担の公平を図る観点から総合的に決定しており、自動二輪車は、軽自動車と同じ「軽自動車等」車種区分に分類されています。
高速道路料金の車種区分は、「軽自動車等」、「普通車」、「中型車」、「大型車」、「特大車」の5車種に区分されています。この車種区分については、以下の3つの考え方から総合的に決定されています。
- 「車両が道路を占める度合い」に応じてご負担いただく「占有者負担」の考え方
- 「高速道路を利用することにより受ける利益の度合い」に応じてご負担いただく「受益者負担」の考え方
- 「道路の建設及び管理に係る費用に影響を与える度合い」に応じてご負担いただく「原因者負担」の考え方
自動二輪車については、以下の考え方を総合的に勘案した結果、「軽自動車等」に分類されています。
- 走行時に軽自動車と同様に一車線を必要とし、交通安全上必要な車間距離を確保して走行する必要があること
- 法定の最高速度は他の車種と同様に100kmであること
- 照明、標識等に要する費用や道路巡回費用等に関して他の車種と同様の負担を行うべきものであること
それとなく理由があるようにも思えますが、料金区分を設定するときに、とりあえず二輪も軽自動車に含めてしまって、その理由をあと付けをしているにすぎないように感じてしまいます。
じゃあ、他の中型車、大型車、特大車の区分はなぜ分かれているの?と言いたくなってしまいます。
オートバイ議員連盟
オートバイ議員連盟はオートバイ好きな国会議員を中心に構成されているということで、バイク乗りの気持ちを分かってくれているところがちょっと心強いですよね。
教習所での大型自動二輪の免許取得や
高速道路二人乗り解禁、
高速道路の区間限定の乗り放題プラン、
AT小型限定免許取得の日程短縮など、
このオートバイ議員連盟の働きかけにより実現してきました。
二輪車の駐車場問題や、
高速道路の路側帯通行緩和などについても改善するように働きかけています。
バイクに乗りやすい環境を整える活動はバイク乗りにとってはどんどん進めていってほしいですよね。
最後に
バイクの存在価値や楽しさってバイクに乗ったことのある少数の人にしか理解してもらえていないのが残念です。
バイクは危険なもの、邪魔で不要なものという認識がまだ一般には多いような気がします。
そのようななかでバイクに乗る環境が良くなることは嬉しいことですし、バイクの素晴らしさを理解してくれる人が増えるきっかけになれば、なおいいですね。
高速道路料金が引き下げられれば遠出のツーリングの機会が増えることでしょう。
そんな想像するだけでワクワクしてしまうのは私だけ?
是非実現されるよう応援していきたいです。
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