東京の奥多摩の奥にある丹波山(山梨県)にある東キャンプ場に行ってきました。
一見、年季のはいった古くからある感じのキャンプ場ですが、満足度は高く穴場的なキャンプ場でした。
温泉まで歩いていけて、川沿いのテントサイトはロケーションもよく、キャンプ場の施設は古い感じですが、トイレはキレイな水洗トイレなので心配ありません。
連れて行った仲間が、
「駐車場に降り立った時は、古めかしさを感じる雰囲気に不安になった」
と言っていました。
が、そんな人でも結果だいぶ満足できたようでした。
近くにある奥秋テント村にも行ったことがありますが、甲乙つけがたいキャンプ場です。
そんなキャンプ場の紹介をしていきたいと思います。
こんなキャンプ場
東キャンプ場は山梨県丹波山村にあるキャンプ場です。
ほぼ集落の中にあるキャンプ場ですが、キレイな丹波川沿いにあって自然度は高かったですね。
テントサイトは河原です。川を目の前にテントが張れます。
ロケーションはグッドです。
残念ながら車はサイトまで入っていけないんですよね。ただ荷物はキャンプ場の駐車場からオーナーさんの軽トラックでサイト横まで運んでもらえるので特に問題はありません。
オーナーさんはめっちゃいい人なので、気軽に色々聞いてみても大丈夫です!
温泉まで歩いて5分ほどなので、その点もいいですよ。
携帯の電波も入ります。
比較的すんなり予約も取れたし、利用料金もお手頃価格なので穴場的なキャンプ場としてリピートしたいキャンプ場です。
キャンプ場の看板とか立て札にひらがな表記で「あずま」だったり「ひがし」だったり書かれていて、オーナーさんに聞いてみたところ、どちらでもいいということ・・・。こだわりはないようです。
キャンプ場情報
- 住所:〒409-0300 山梨県北都留郡丹波山村3008
- 電話:0428-88-0423
- チェックイン:13:00
- チェックアウト:11:00
*チェックイン、チェックアウトの時間はその日の状況次第で相談できそうです。 - 営業期間:4月頃〜11月頃
*水道が凍ってしまう冬の期間は営業ができないそうです。
サイトは一応区画がある
テントサイトは川沿いの河原で、一応区画が分かれています。
といっても、区画の線は石を並べて区切られているだけなので、その時の状況で臨機応変に変更してくれそうな雰囲気です。(今回利用したときは、僕ら(4人で利用)含めて三組しかいなかったので、ほぼ区画は関係なく、広々使わせてくれました)
そもそも料金体系が区画単位ではなくて、一人あたりなので一つの区画に複数人を押し込まれることはないと思います。(混雑の状況によるところもあると思いますが)
この引かれている区画は一人分だと思います。横幅は狭めですが、奥行きはかなりあります。車やバイクは入れませんので、ソロテントでソロで使う分には十分な広さです。二組で二区画使わせてもらえればそれはそれで十分な広さだと思います。
アクセス
- 圏央道青梅ICから、車で1時間30分ほど。約50km。
- 中央道大月ICから、車で1時間ほど。約35km。
料金について
入場料金(一泊)
・一人¥1,500(税込み¥1,650)
シンプル料金体系です。一人あたりの入場料のみで駐車料金などは取られません。
これでも値上げしたようで以前は¥1,000だったみたいです。
とにかく安く、わかりやすい!
車を複数台で行ったとしても追加料金などは発生しないので余計なことを考える必要がないです。
設備について
水場
場内に4箇所ほどあります。キャンプ場ががそれほど広くないので全く問題ないです。
バンガローエリアに大きめの水場があります。テントサイトにも蛇口が一つだけの小さな水場があります。
お湯が出る設備はありません。
トイレ
トイレは場内に2箇所です。
トイレは外側からみるとかなり古そうな感じですが、トイレ自体は水洗のキレイなトイレです。むしろ最新式のトイレでした。便座も暖かくて安心感ありました。外見だけで判断したらだめですね。
管理棟
受付場所が最初よく分かりませんでした。
駐車場には「民宿あずま」という建物があり、そこが受付なのかなと思いましたが違いました。
東キャンプ場の看板から降りたところが駐車場です。
駐車場の奥に錆び錆びの看板があり東キャンプ場入り口とあります。そこを進んでいきます。
階段を降りていくと吊り橋があるので、川を渡った先がキャンプ場です。
管理棟も橋を渡った先にある建物になります。ただ、管理棟にオーナーさんがいるとは限らなく、用事があれば電話してください、と電話番号が書かれた張り紙があるので、電話することになるかと思います。
携帯の電波は入るのでその点は心配しなくても大丈夫です。
駐車場に車を止めたら、右往左往せずに看板が指し示す方へ進めばオッケーです。荷物は運んでもらえるので、車に積んだままとりあえず受付を済ませます。
というか、荷物を軽トラで運んでもらうことになるので、駐車場にいる時点でオーナーさんの方に電話してしまって指示をあおいでもいいのかもしれません。駐車場にある看板にも電話番号は書かれています。
オーナーさんの電話番号: 0428-88-0423
薪の販売はあるようでしたが、他は購入できるようなものはないと思います。
場内マップ
手作りの場内マップがあります。
テントサイトはキャンプ場の一番川下の地域になります。
シャワー
シャワーあります。
ただ、汗を流すなら歩いていける「のめこい湯」がおすすめです。
ロケーションについて
多摩川の源流であるきれいな丹波川の川沿いがテントサイトです。
河原にテントを張ることができるので、遮られるようなものは何もなく、ロケーションはいいです。
川を挟む両岸は崖になっていて、V字型の谷のような場所です。周りに民家などの人工物はなくて自然感は強いです。川にかかる橋があったりしますが、気になるほどのものではないです。
谷状な場所なので、太陽の光は早々と失われてしまいました。(11月の中旬だったことも大きいと思いますが、15時頃にはテントサイト全体が陰ってしまいました。)でも空は開けているので雲がなければ星を見ることもできます。
グラウンド状態
河原のサイトなので、砂利が多いです。
なのでペグのくいつきはよくないです。
三角テントだとペグが抜けてしまって建てるのに苦労しました。
大きめのタープや三角テントの場合、なるべく長めのペグの方がいいと思います。
鍛造のペグがいいのはもちろんですね。
ゴミ捨て
分別はお願いされますが、ゴミ捨てできます。
灰捨て場あります。
焚き火について
直火は禁止です。
焚き火台の使用が必須になります。
河原のサイトの場合直火が出来る場所もありますが、東キャンプ場では焚き火台を使用することになります。
昔は直火ができたみたいですが、最近は何かとうるさいようで、直火は禁止になってしまったようです。
荷物の搬入について
荷物の搬入はオーナーさんが軽トラで運んでくれます。
キャンプ場内へは車やバイクは入れません。
なおかつ駐車場からキャンプ場まで階段ありの吊橋ありので多少の距離があります。
なので、荷物は軽トラに運んでもらうことになります。軽トラは河原のサイトまでおりてきてくれるので、不便さはないですね。
ただ、オーナーさんが運んでくれるので、忙しくしている場合は少し待たされるかもしれません。
チェックアウトの時間にはさほど厳しくない感じでしたが、
オーナーさんが「朝は何時くらいに帰りますか?」と撤収の時間は結構気にしていました。
ようは他のキャンパーさん達もいるわけで、荷物搬出の時間をなるべくスムーズに出来るようにだと思います。
混んでいる時期だと特に帰りは時間帯によって順番待ちが発生するかもしれないので、その点頭に入れておいたほうがいいかもしれません。
温泉について
キャンプ場から歩いて数分のところに丹波山の道の駅があります。
そこに「のめこい湯」という温泉があります。
キャンプ場で割引券をいただけるので、なんと¥300で入ることができます。
通常価格が¥900なので格安で利用することができます。
注意点としては営業終了が19時で、最終の受付が18時と結構早いところです。
キャンプ場の気になった点
- 最初に駐車場についてから受付の場所がどこなのか戸惑った。
- 駐車場からキャンプサイトまで少し距離があるので、車に忘れ物などをすると面倒。
- キャンプ場のすぐ上を青梅街道が走っている為(視界には入ってこない)、バイクなどの騒音が聞こえて来ることがある。
- スーパーやコンビニは皆無です。小さな商店と道の駅はありますが、前もって必要なものは購入しておくのがよいと思います。
周辺情報
《観光》
- 村営釣り場 キャンプ場から1.3km
- ローラー滑り台 キャンプ場から800m
《買い物》
- 船木商店 キャンプ場から1km
- 道の駅 キャンプ場から350m
《温泉》
- のめこい湯 キャンプ場から350m
最後に
東キャンプ場は昔からあるキャンプ場って感じです。
オーナさんが一人で切り盛りしている感じでした。(時期が11月で繁忙期ではなかったからかも知れませんが)
なので、あまり細かいルールはなく、ゆうずうも聞いてくれるようなところもあり、アットホームな雰囲気でした。
そういった観点からも、穴場的なキャンプ場だと思いました。
人気なキャンプ場ほど色々とルールやしばりがあったり最近増えていますからね。(キャンプ人口が増えてマナーを守らない人が増えているからだと思いますが)自由にキャンプ出来る場所がどんどん減ってきている中、このような昔からのキャンプ場が、これからも変わらずに営業していってほしいものです。
アクセスはあまりよくないですが、快適な温泉が近く、ロケーションもよく、利用料金もお手頃なので純粋にキャンプを楽しみたい方にはおすすめなキャンプ場です。
同じく丹波山にある奥秋テント村の解説はこちら
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