前輪のタイヤの外側が摩耗してると見て取れると、そろそろタイヤのローテーションをしなきゃと思い始めます。
エブリィの4WDに乗っていますが、前輪の外側が摩耗してきます。
車高が高い車なので、カーブの時の車体の傾きが大きめなので、影響しているのかなと想像したりしてます。
ということで、タイヤをローテーションさせて4本のタイヤが均等に消耗するようにします。なるべくタイヤの寿命を延命させてメンテナンス費を節約したいですからね。
スペアタイヤを使ってローテーションさせる
ジャッキを使ってタイヤを持ち上げますが、ジャッキは車輪を一つしか持ち上げられないので、スペアタイヤを使って順番にタイヤを交換していきます。
最近はスペアタイヤを搭載していない車が多いですが、エブリィにはスペアタイヤが装備されているので、スペアタイヤを使ってタイヤ一本ずつ交換していきます。エブリィは仕事で使う商用車なので、スペアタイヤは必需品。タイヤローテーションも自分で行うことができます。
スペアタイヤはエブリィのお尻部分に隠れています。
タイヤローテーション(タイヤ交換)に必要な工具
作業に必要な工具は車に搭載されているので、新たに用意する必要はありません。
- ジャッキ
- タイヤレンチ
収納場所は後部座席の下
別途用意したほうがいい補助的な道具として
- 軍手
- 輪止め
タイヤのローテーション
回転方向の指定があるタイヤの場合
前輪と後輪のローテーションだけになります。
回転方向の指定がないタイヤの場合
前輪と後輪と左右も入れ替えてローテーションできるので、4本のタイヤをまんべんなくローテーションできます。
タイヤローテーションの手順
1.スペアタイヤを下ろす
まずはスペアタイヤを下ろします。スペアタイヤは車体のお尻に付いています。
バックドアを開けるとバンパーの上にナットが一個ついています。
このナットをタイヤレンチで回していくと、スペアタイヤを止めている金具が下に降りていって金具のフックを外すことができます。スペアタイヤがフリーになるので取り出すことができます。(スペアタイヤを少し持ち上げてタイヤを支えているステーを外すのが、タイヤの重さと狭さでやりづらいですね)
2.前輪の右のタイヤをスペアタイヤと付け替える
どこのタイヤから始めても大丈夫ですが、タイヤをローテーションさせる先は決まっています。
(回転方向指示がないタイヤなので前後と左右を入れ替えます)
- 前輪右→後輪左
- 後輪左→前輪左
- 前輪左→後輪右
- 後輪右→前輪右
前輪の右タイヤをスペアタイヤと付け替え
2-1. タイヤレンチを使ってナットを緩める
2-2. ジャッキアップする
ジャッキアップする場所が車体にあります。力が加わる部分なので、指定された場所でジャッキアップしないと変形したりする恐れがあります。
ジャッキに棒をつけて、タイヤレンチを差し込み、回してジャッキアップします。
タイヤレンチはナットを回すだけではなく、ジャッキを上げるためのハンドルにもなるんです。
あまり持ち上げすぎると車体が不安定になるので、タイヤが浮くくらいにジャッキアップします。
また、もしもジャッキがはずれた時に危険を回避するためにも交換するタイヤをストッパーの役目として地面と車体の間に置いておきます。
2-3. ナットを完全に外し、タイヤを取り出す
2-4. スペアタイヤを付け、ナットを仮締めしておく
2-5. ジャッキを下ろす
3.取り外した前輪右のタイヤを後輪左と交換
エブリィの後輪(左側)のジャッキアップするポイントはここ。
タイヤ交換作業は同じことの繰り返し
- ナット緩めて
- ジャッキアップ
- ナットを外し
- タイヤを外し付け替え(ホイールとハブに付着物がないように拭く)
- ナットをはめて締め付ける【仮締め】(締め付け順がある)各ナットを均等に締め付けるため、一度に締め付けるのではなく3周くらいさせて緩みがないようにする。(タイヤが動いてしまう場合あり。どちらにせよタイヤを設置させてから本締めする)
- ジャッキを下げる
- ナットの締め付け順に従って本締めをする。(何周かさせてしっかり締める)
4.前輪左を交換
同じ手順でタイヤ交換。
5.後輪右を交換
同じ手順でタイヤ交換
6.前輪右を交換(スペアタイヤ)
同じ手順で交換
最後にスペアタイヤを元の場所に戻す
ホイールの中心の穴に、スペアタイヤを支えるステーの突起部をはめ込む。
スペアタイヤを支えるステーを固定するフックに掛ける
タイヤレンチを使ってバンパーの上にあるナットを締めていく
締めていくと先程引っ掛けたフックが上がっていき、スペアタイヤが外れなくなる。
(ぎっちぎちに締める必要はない)
工具をしまう
元の場所に工具を戻して終了。ジャッキは収納場所に入れたら手でジャッキを持ち上げて、動かないように固定しておきます。
タイヤの空気を入れ直す
前輪後輪のタイヤの空気圧の設定がそもそも違っているので、ローテーションさせるとタイヤの空気圧が違って来てしまいます。
なるべく早くガソリンスタンドなどで空気を入れ直します。
最後に
結構面倒なのでなかなか腰が重いですが、5000kmごとのローテーションが推奨されているのでこまめにやったほうがいいんでしょうね。普通に走っていてもタイヤは4本均等に摩耗していかないので、タイヤを長持ちさせたいならば必須ですね。
作業自体慣れてしまえば、難しくありません。ディーラーやプロに任せてやってもらうこともできますが、タイヤ代を節約したいのに工賃を払うのは、ちょっと本末転倒に思えてしまいます・・・。自分でやる自信がなく安心安全を優先するのなら、プロにお任せしたほうが良いかもしれません。
まぁ、でもいい運動くらいにはなるのでチャレンジしてみるのもありかと思います。
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